<団体紹介>


◆団体情報
(団体名)
文芸創作同好会
(所在地)
立命館大学衣笠キャンパス
(連絡先)
ritsbungei@yahoo.co.jp
(代表者)
林興希(文学部3回生)
(設立)
2005年6月20日

◆活動理念
 現在、文学史に出てくるような作家がほとんど読まれなくなり、代わって大衆性を強く意識した作品が世の中に受け、あるいはライトノベルのような極限に読みやすい作品が一部の読者に受け、そして全体としては読書離れが進んでいます。出版部数が年々減りながらも、出版作品の数は多大にある、そんな状態をまさに反映しているといえるでしょう。
 私はそれを悪いとは言いません。それらの作品が人々を惹き付けている以上、その作品は優れていると言えるでしょう。しかし、今忘れられようとしている作家の数々は、現代作家よりもはるかに明確な信念や美意識を持って作品を書いていたと思います。例えば、これも今ではすっかり読まれなくなったプロレタリア作家、彼らは体制に圧力をかけながらも、そして時には拷問で命を失いながらも作品を遺しました。
 もちろん、私たちはまだまだ未熟で、気持ちばかりが先行してそれが作品に反映されていないかもしれません。また、美意識に重きを置く者、文章表現に重きを置く者、通俗性に重きを置く者など、その立場もさまざまです。しかし、一つ言えることは、私たちは明確な信念を持って作品を書いています。そして、作品執筆において、それがもっとも大切なことではないかと私は思います。
 文芸創作同好会では、よりよい作品を書けるよう日々精進していくつもりです。
(『衣笠(創刊号)』「創刊(代表)あいさつ」より抜粋)